2017.4.28 【新米営業ガールきた子】の奮闘記 ~Episode13~

♪屋根よ~り~た~か~い~ こいの~ぼ~り~

 

明日から世の中はGW(ゴールデンウィーク)です!!

中日(なかび)も休めば、最長9連休だそうです。「日本人休んでるね!」と、思わず言いたくなるような日数ですね。(笑)

とは言え、ケーキ屋さんにとってのGWは稼ぎ時。きたるイベントに向けて、たくさん商品を作らなければいけない時期。

そうです、5月5日は【こどもの日】です。

 

そんなGWを構成している、日本における国民の祝日の一つ【こどもの日(こどものひ)】ですが、本来『こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する』のが主旨とされているのだそうです。

母に感謝する…は知らなかったです。生んでくれたのはお母さんですものね!

 

今回は意外と知らない【こどもの日】の由来や慣わしをご紹介します。

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【端午の節句】であるこどもの日は中国から入ってきた風習で、昔から『厄払い』の行事の一つだそうです。中国では、旧暦の5月は病気が流行り、亡くなる人が多かったことで、同じ数字が続く5月5日は悪日だといわれており、強い香気で厄を祓う菖蒲(しょうぶ)や蓬(よもぎ)を軒(のき)につるし、菖蒲を漬けたお酒を飲み、菖蒲湯に入ることで無病息災を願い、厄払いをしていたそうです。

そのため、「菖蒲の節句」とも言われています。

また日本では、武道・軍事を大切にする武士〈尚武〉と同じ読み方である事と、葉先が尖っていて剣に見えることから、「菖蒲」を「尚武(しょうぶ)」という言葉にかけ、勇ましい飾りをして男の子の誕生と成長を祝う「尚武の節句」でもあります。

 

こどもの日は1948年に制定されたもので、それまでは「端午の節句」という呼ばれ方が一般的でした。

【端午の節句】とは、季節の節目を祝う日本の伝統的な式日である五節句の中の一つに数えられています。

『端午=月の端(はじめ)の午(うま)の日』という意味で、必ずしも5月に行われる行事ではありませんでした。しかし、午(ご)が五(ご)に通じることから毎月5日を指すようになり、さらに5が重なる5月5日を端午の節句と呼ぶようになりました。五が重なることから「重五(ちょうご)の節句」とも呼ばれます。

 

また、日本では元々女性が行っていた神事だと言われています。

田植えの時期である5月になると、稲の神様に豊穣を祈願するため早乙女と呼ばれる若い娘達が小屋や神社に籠って田植えの前に穢れを祓う「五月忌み」という風習が行われていました。古くから邪気祓いの力があるとされていた菖蒲と薬草の蓬(よもぎ)を軒に挿すことで、厄災を祓って穢れを浄化できると考えられていたからです。

これらが、中国から伝来した端午と結びつき【端午の節句】となったそうです。

江戸時代になると幕府が端午の節句を公的な行事として定め、武士以外の庶民にも広く普及をし始め、端午の節句は武士の流れを汲み、男の子の誕生や成長を祝う行事として認識されていったと言われています。

 

 

また、誕生後初めて行われる節句を初節句と言い、身内(両親や祖父母)でお祝いを行います。初節句に合わせて、祖父母から「鯉のぼり」や「鎧兜」「五月人形」などが贈られるのだそうです。

 

鯉のぼりには、「黄河の急流に竜門と呼ばれる滝があり、その滝を登ろうと多くの魚が試みたものの登れたのは鯉だけで、登り切った鯉は竜になった」という中国の故事が元となっており、男の子の出世を願う意味があります。また、鯉は清流に限らず環境がよいとは言えない池や沼でも生きていける生命力の強い魚で、祝い事に鯉を食べる習慣もこの生命力の強さを頂く、という意味もあるそうです。こうしたことから、どのような劣悪な環境においても生き抜くことができるたくましさを備え、立派に成長して欲しいという意味が込められているのです。

 

元々武士の家では男の子が生まれると家紋の入った旗や幟(のぼり)を上げる風習があり、これに対して庶民は幟に縁起物の鯉を描いて掲げていました。これがやがて、中国の故事と結びつき滝を登る鯉のように、鯉のぼりが揚げられるようになったのです。e3855aa6b63dc71e3d5870ffcf079f0b_t

 

そして、端午の節句に飾る鎧兜は、将軍や武将によって行われていた風習が元となっています。自身の身を守る鎧や兜は、命を守る道具の象徴として考えられており、男の子が生まれるとその子に身の危険が及ばず安全に暮らせるようにと、鎧や兜を飾るようになったのです。また、五月人形は主体となる人形のような人物に成長して欲しいという願いが込められています。

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こどもの日といえば、よく柏餅を食べますが、柏餅に使われている柏には、古くから『神が宿る木』とされています。

神社や神棚で神に拝する際にパンパンと音が鳴るように手の平を合わせる行為を、柏手(かしわて)と呼ぶのもここから来ています。

また、柏の木は新芽が出ないと古い葉が落ちないため、子孫繁栄を象徴するものとして縁起がよいとされています。これらの理由から、端午の節句には柏餅が食べられるようになったそうです。

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粽(ちまき)については、屈原の霊が川のほとりに立ち「供え物を捧げてくれるのは有り難いが、悪龍に盗まれてしまう。そこで悪龍が嫌いな楝樹の葉で餅を包んだものを五色の糸で縛って欲しい」と里の人に頼んだという逸話が元となっているそうです。

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こどもの日にこんな由来や意味があったとは知りませんでした。

【ひな祭り】や【こどもの日】は、大人たちの子供に対する、『願いや想い,優しさ』が詰まった素敵な風習ですね♪gahag-0022419162-1

 

 

 

【きた子 本日のつぶやき】

せっかくのGWも予定の無い日はきっと寝休日。(笑)

しかし、勿体無いから何かしなければ…とは思う。でも、どこへ行ってもきっと混んでいるだろうなぁ。インドアらしく、断舎利でもしようかなぁ。

 

 

 

・・・とか言いつつ、きっと寝休日。(笑)

 

 

~fin~

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